低用量ピルの価格
低用量ピルとは、服用することによって女性ホルモンを調整する避妊を目的とした錠剤です。
女性ホルモンを調整することによって妊娠しているときと同じ状態をつくり、排卵が起こらない状態にすることによって妊娠する確率を少なくするというものです。
低用量ピルは毎日定時に服用することによって、妊娠する確率を0.1%以下にまで低下させ妊娠しにくくする効果があります。
また受精卵の着床を防ぐ効果、精子が卵管に入りにくくする効果も期待されていて、この効果の応用によって子宮内膜症の症状改善も期待されています。
服用の効果や副作用などには個人差がありますので、服用しながら効果の度合いを確認して調整したり、専門の医師による診断を受けることも大切です。
低用量ピルは一定期間分のシートで販売され、価格は1シートで2,000円から3,000円程度となっています。
同じ種類のものであっても、病院や薬局によって価格は自由に設定されるものとなっています。
そのため、かかりつけの病院や薬局で購入すると価格が少し安くなる可能性も考えられます。
そのほかの費用としては、実際に低用量ピルを服用しても良いかどうかを調べる診察代や検査代がかかります。
原則的には自己負担となります。
参考価格としては、問診やエコー検査などで3,000円程度になるとされています。
子宮がん検査を同時に行う場合もありますが、その場合はさらに3,000円程度がかかります。
低用量ピルを服用するためには、産婦人科で受診を受け処方箋を書いてもらわなければなりません。
診断の結果によっては服用することができない場合もありますので、必ず受診して健康状態を確認し、疑問点は医師に相談しなければなりません。
日本では避妊は病気の治療ではないことから、『生活改善薬』として認可されています。
そのため処方にかかる診察料や処方料、薬代などに保険が適用されず、すべて自己負担という扱いになるのです。